この記事はブルームバーグ・サステナブル・ファイナンス・ソリューションズのNadia Humphreysが執筆しました。
この数カ月間でEUから数多くのESG開示に関する規制が新たに発表されています。これを受け、さまざまな要件やスケジュールに困惑したとしても無理はありません。ここでは、何をいつ報告する必要があるかについて、知っておくべきことを簡単にわかりやすく説明します。
EUタクソノミー:対象となる企業は?
タクソノミー規則第8条によれば、欧州を拠点とする企業または欧州で事業を運営する法人で従業員が500名以上(または、非財務情報開示指令[NFRD]の国内法化に基づき、それ以下の場合も)であれば報告義務があります。この要件には、タクソノミー適格でタクソノミーに適合する売上高、設備投資(CAPEX)、営業費用(OPEX)の比率の開示が含まれます。