採用:求職者にとって企業のESG方針が必須事項に
企業が最高の人材を誘致するためにESG実績を前面に押し出すことは、これまで当たり前のことでした。しかし最近では、求人応募者が採用企業のESG慣行について質問するようになっています。財務担当者を採用しようとしている顧客の多くが、応募者は新卒者も経験者も同様に、企業のESG方針について質問するようになったと述べています。少なくともブルームバーグの顧客の間では、求職者の希望の中でESG方針の優先度が高まっているようです。
結論
企業財務部門が抱くESGへの関心は、単に「高まり始めている」という段階を超えています。ESGは、長短期の資金調達から同業他社の報告、雇用慣行まで、多くの意思決定に影響を与えています。今や顧客からの質問は債券やCPの検索方法ではなく、グリーンボンドやグリーンCPの検索方法が圧倒的多数です。ESGと企業財務というこの2つの世界が今後どう関わっていくのか、興味深く見守っていきたいところです。